行動記録

行動記録です。

来年はウェブアクセシビリティについて改めて考えてみることにした

2013年も最後の月、師走である。ここで少し昔話をしよう。

今から9年を遡った2004年、日本語圏内のウェブアクセシビリティへの取り組みは大きな転換期を迎えた。6月20日にJIS X 8341-3:2004として「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」が制定されたからである。JIS規格として制定されたことにより、ウェブサイト制作会社等もウェブアクセシビリティに向き合うことを余儀なくされることとなる。ウェブアクセシビリティの機運が高まる中、同年9月16日には「Webアクセシビリティをみんなで創造しよう!」をスローガンとしたAc+C'04キックオフ・イベント(後のアックゼロヨン、リンク先はInternet Archive)も開催された。2004年はウェブアクセシビリティ元年と表現しても差し支えないだろう。

まもなくJIS X 8341-3制定から10年を迎える。私自身の実感としては「良い方に大きく変わった」と実感もするが、「今時それかよー」と突っ込みたくなるケースも散見されるようにも思う。

HTML5も使われはじめてウェブブラウザは今までにも増して豊かな表現力を手に入れた。スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスが広く使われるようにもなった。オープンデータ運動の広まりにより有用なデータを手軽に扱えるようにもなった。来年は、このような時代でのウェブアクセシビリティはどうあるべきなのかということを改めて考えてみようと思う。皆さんもよかったら今一度考えてみて欲しい。

6日目はmilk54さんです。よろしくお願いします。